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2018年01月11日

転生からの・・・下剋上!! 作者名:緒方理 ジャンル:歴史〔文芸〕

転生からの・・・下剋上!!
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現代日本で社畜として過ごす主人公だったが、ある日会社の出勤途中で突然倒れてしまう…
ようやく意識を取り戻したと思ったら…なんと戦国時代で赤ん坊になっちゃった!?
貧乏一家の長男として、なんとかこの戦国時代を生き延びてやる!!
笑いあり、涙ありの、戦国下剋上ストーリー!!


 いわゆる戦国転生で本人の資質や有能さゆえに招き寄せた幸運などで、いろいろな成り上がり得点を稼いで読者を楽しませるような作風。
 ストレス幅は低い。秀吉スタートだが、父が病死するまで仲が良く、通俗話秀吉的な義父と仲が悪くて家を飛び出すとか半ば愚連隊とか、そういうイベントはない。主人公がやったことの見返りはきちんと返ってきて、いいことがあるし、いいことが積みあがるし、サクサク話が進む。テンポがいい。
 ただ、開始数話ぐらいで豊臣秀吉に転生したことが(明示されないが)バレバレであり、隠すような書き方もされていない。秀吉幼年期のイベントを単純になぞって、なんの蹉跌もないので、読み手としては「これは読者の予想を裏切って話が面白く展開する準備期間ですね」とワクワク期待させられたわけだ。
 ところが、なんの動きもなく尾張に戻って、信長が目をつけて……えっ。
 普通進行? マジで?
 ダメでしょ! ここは読者の予想の上行かないとダメでしょ!
 なんの変哲もない前半部にワクワクしていたのは、普通の展開をどう裏切ってくれるか、読者の感情移入対象である主人公がどういう風に自由に走りだすのか、が期待されていたからであります。それを真向から破壊して話が展開しないスタイル……嫌いじゃないぜ。

 私はこのパターンを「読者期待斬り」というダメなパターンに分類しています。
 この先、面白くなりそうにないのがなあ。

【評価】(黒★5が満点。+はプラスアルファ):
(★★★−−)

【一話の分量】:
2000字強。

【更新速度】:
毎日。

【展開速度】:
描写不足感はないのにサクサク進む。

【情景描写】:
なろうの基本的な「状況描写タイプ」で風景として情景描写は極めて少ない。
話はよく言えば安定、悪く言えばテンプレなので、余計な話よりも主人公の境遇がどう変転して何を考えて選択していくかがほぼ全て。

【シリアス性・明るさ】:
真面目な話だが、ライトな描写が心掛けられ、重さはそれほどない。
今のところ、大変な目に合うことはなく、ストレス的な描写からは解放されていると思う。
引き換えに山谷がそれほどあるような作風ではない。

【主人公の性格】:
あまり主人公の性格によって転がしていく話ではないので、主人公の性格は薄い。
奇矯だったり破綻している部分はないが、物語の良点を主人公の嫌味や気持ち悪さや不快さで打ち消すような方向がなく安心して読める。


posted by oniyomi at 11:37 | Comment(0) | 歴史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

書籍売上の話:アラフォー賢者ショック

MFブックスから発売されている「アラフォー賢者の異世界生活日記」が非常に好調です。
特筆すべきは、なろう累計58位、14万ポイントとランキングが(比較的)低いのですが、売上が2万4千部台と高いことです。
具体的に未アニメ化作品を並べると、

 転生したらスライムだった件10  55,286部
 ありふれた職業で世界最強6  37,195部
 デスマーチからはじまる異世界狂想曲11  29,762部
 アラフォー賢者の異世界生活日記4  24,321部

……と、累計は58位、未アニメ化作品の売上ランキングでは4位と大きな差があるわけですね。
とんでもスキル、賢者の孫、蜘蛛ですが何かなどに続く、なろうの新風が吹いたと言えるでしょう。
posted by oniyomi at 11:51 | Comment(0) | 書籍売上 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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